セダカコブヤハズカミキリ鈴鹿山脈中央部亜種の記載
セダカコブヤハズカミキリParechthistatus gibber (Bates, 1873)は後翅が退化し,飛翔能力がないため各地で特徴的な個体群に分化し,多くの亜種が記載されています。これまで鈴鹿山脈には「関東~近畿地方南部亜種」ssp....
日本甲虫学会で研究発表しました
2023年12月に愛媛大学農学部で開催された第13回日本甲虫学会大会にて,研究発表をしました。フタオビミドリトラカミキリに関する口頭発表に加え,愛媛県立西条高校との課題研究のテーマについてポスター発表も行いました。 瀬戸内海地域のフタオビミドリトラカミキリの分布と地理条件...
コブバネゴマフカミキリが自然環境下で広葉樹をホストとして利用していることを確認
コブバネゴマフカミキリMesosa nomurai (HAYASHI 1964)は種子島・屋久島・奄美群島に生息するゴマフカミキ リの仲間です。このカミキリムシの幼虫時代の餌資源にはマツ科マツ属・モミ属の裸子植物(針葉樹)が報告されていました。今回,屋久島のアカガシ(ブナ科...
アオカミキリに誤求愛するヨツスジハナカミキリ
ノリウツギの花をみていると迷惑そうにヨタヨタと歩くアオカミキリがいました。よく見るとヨツスジハナがしがみついています。ヨツスジハナの雌は雄と同じような黄色と黒色のトラ模様のはずなので間違いようがないと思うのですが。 2022年7月滋賀県
立ち木を切るときにおもうこと
数週間前の小春日和に,シイタケづくりのためのクヌギの伐採に立ち会った。里山の管理の重要性を訴えてきた身としては誠に恥ずかしい話だが,チェーンソーを握って立ち木を伐採するのはこれが初めての経験だった。 初心者の私のために,農家の伊藤さんが杉の丸太を用意してくれていた。伊藤...
環境ものさしに関する書籍が刊行されました
総合地球環境学研究所に所属時に開始した研究の成果をとりまとめた書籍を刊行していただきました。 地球研叢書『地域の<環境ものさし> 生物多様性保全の新しいツール』淺野悟史 著,昭和堂,2022.
農村計画学会からレビュー論文集が刊行されました
農村計画学会から,約10年の農村計画研究の動向をまとめたレビュー論文集(書籍)が刊行されました。淺野も「農村の生物多様性」という章を担当しています。 『農村計画研究レビュー2022』農村計画学会 中塚雅也・山下良平・斎尾直子編,筑波書房,2022.
分担執筆した書籍が刊行されました
『流域ガバナンス 地域の「しあわせ」と流域の「健全性」』ISBN: 9784814003037 地球研のプロジェクト「生物多様性が駆動する栄養循環と流域圏社会―生態システムの健全性」の成果本となります。 私もこのうち3節の著者・共著者になっています。...
京都大学に異動しました
京都大大学院地球環境学堂に異動しました。新設された統合環境学設計論分野の助教となります。部屋は地域資源計画論研究室の一部を使用させていただき,ゼミなども地域資源計画論分野にまぜていただきます。滋賀県琵琶湖環境科学研究センターでは2年2カ月の間,生物多様性保全のプロジェクトに...
地球研×ナレッジキャピタルで講師を務めました
グランフロント大阪にて開催された「地球研×ナレッジキャピタル 小さないきものと暮らしの生態学」において,講師を務めました。 内容は,「アカガエルにほめられる!?―農家が楽しむ生態系保全活動」です。 大勢の方にお越しいただき,またたくさんのご質問をいただきありがとうございまし...