© 2019 SatoshiASANO

 幼少時より昆虫をはじめとする生き物と、それらが生息する自然環境に慣れ親しんできました。研究者として進路を考えたとき、生き物の研究をするのか、生き物をとりまく環境を研究するのか悩んだ末後者を選択しました。「人が使うことで維持されてきた環境」を現代の枠組みの中でどう維持していくかが研究活動の根幹の視点となっています。これを実現するために手法を限定せずに取り組んでいます。環境研究は「総合格闘技」とも言われますが、まさに狭い学問領域にとらわれない広い視野をもった研究活動を行っていきたいと思います。
 2015年3月に大学院での研究成果をまとめた書籍を発行いたしました。ラオスという地域を題材に、地域研究を志す大学院生を読者に想定した指南書となっています。
 2015年6月より、慣れ親しんだ京都大学を出て、総合地球環境学研究所に異動しました。「総合」とは「広く浅く」ではなく「多方面から深く切り込む」ことだということを、所内外・プロジェクト内外の研究者との交流を通じて学んでいます。主な対象地域は琵琶湖・ラグナ湖(フィリピン)とその集水域です。また、対馬での人と環境のつながりの研究も続けています。
 2016年は里地里山の環境を生活者の視点で「測り」「考え」「改善する」ための「環境ものさし」に関する研究を行いました。題材として対象地域の環境や農業の特徴、お年寄りの声をもとに、ニホンアカガエルの卵隗を選びだし、卵隗の調査方法の検討、類似種の卵隗の検討、卵隗地図の作成とGISを用いた産卵の要因分析を行いました。その結果は対象地域の農家さんへ還元し、農地管理の方法へのフィードバックが行われました。

​ 2017年7月より,滋賀県琵琶湖環境科学研究センター総合解析部門研究員に着任いたしました。ここでは生物多様性保全を社会システムのなかにいかに組み込んでいくかを多角的に研究しています。2018年より,その一環として,生物多様性を評価する手法のひとつ,遺伝子解析を習得し,ニホンアカガエルの遺伝的集団構造の研究に取り組んでいます。

​ 2014年より写真測量技術について研究を行っており,2016年からはUAV(Drone)を用いたドローン写真測量を行っております。この技術を応用し,フィールド研究をさらに深化させていきます。

 まだまだ完成された研究ではありませんが、研究経過を楽しんでいただければと思います。

Satoshi

ASANO

​人間が使うことで維持されてきた環境の変化と再生

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