コブバネゴマフカミキリが自然環境下で広葉樹をホストとして利用していることを確認
コブバネゴマフカミキリMesosa nomurai (HAYASHI 1964)は種子島・屋久島・奄美群島に生息するゴマフカミキ
リの仲間です。このカミキリムシの幼虫時代の餌資源にはマツ科マツ属・モミ属の裸子植物(針葉樹)が報告されていました。今回,屋久島のアカガシ(ブナ科コナラ属)の落ち枝から得られたゴマフ属の幼虫を広葉樹の飼料を与えて個別飼育したところ,本種が羽化し,野外で被子植物を利用していた例として報告しました。
Elytra, Tokyo, New Series, 12 (2):176.
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